こんにちは、かとうがらすてん加藤です。
今日は、寒いお風呂と暖かいお風呂の違いと
ヒートショックのお話をしたいと思います。
あなたのお宅のお風呂、暖かいですか?
もちろん、浴槽の中のお湯は温かいですよね。
でも、洗い場はどうですか?
お湯につかって、暖まっても、浴槽から出ると、
何か寒い!?
洗い場で体を洗っているうちに、
寒くなってしまう!?
こんなことありませんか!
私たちは、暑い寒いを気温のみで判断しているわけではありません。
気温と体を囲っている物の表面温度を感じ取り、暑い寒いの判断をしているのです。
普段は、洋服を着ていますから、それほど顕著ではありませんが、
お風呂では裸ですから、天井、壁、床の表面温度に敏感になってしまいます。
入浴前に、浴槽の蓋を開けて浴室の温度を上げるとか、
浴室暖房機で温度を上げようとしても、
壁などの温度を上げるまでになかなか至りません。
ユニットバスならまだしも、タイル貼の浴室の場合は、
本当に暖まりません。
さらに、浴室にマドがあると、熱がどんどん逃げっていきますから、
よりいっそうです。
実は、以前、我が家もタイル張りの浴室でした。
しかも、大きなマドが付いた。
浴槽で暖まったつもりで体を洗い始めると、
寒くなるんですよね。
のんびり浴槽に浸かっていてもダメでした。
本当に。
その後、窓に断熱工事をしてみたのですが、
それだけで、だいぶ寒さが解消できたのです。
驚いたのは、追い焚きの回数が減った事。
浴槽のお湯が冷めにくくなりました。
窓ってやっぱり熱の抜け道なんだと
改めて実感した次第であります。
コスパ最強!内窓はこちら
では、浴室が暖かくなると、
ヒートショックは起きにくくなるのか!?
ヒートショックとうのは、
私たちの体感温度が急激に変わることで、
血圧の変動が起き、
体に大きな負担がかかることです。
急に血圧が変動することで、
血管が破れてしまったり、
眩暈で倒れてしまったり。
65歳以上の方が9割を占めるというのも、
懸案事項ですね。
入浴時を考えると、
1.入浴前に居たお部屋の温度、
2.脱衣所(洗面所)の温度
3.浴室の温度
4.浴槽のお湯の温度
が関係してきます。
私たちの血圧は急激に温度が下がると上昇、
上がると下降します。
1~4の温度が同じなら温度変化による負荷はありませんが、
お風呂のお湯の温度が室温と同じというのは、無理ですよね。
一番注意しなければならないのは、3.浴室の温度と4.浴槽のお湯の温度の差。
冬場はどうしても42℃くらいの熱いお湯に入りがちですが、
体の負担が掛からないお湯の温度は40℃以下。
一方、WHOでは冬季の室温は18℃以上を保つように推奨しています。
理想的には
お部屋の温度(18℃)≦脱衣所の温度≦浴室の温度<浴槽のお湯の温度(38~40℃)
となるわけです。
脱衣所の温度は、小さな暖房機を置くだけで比較的簡単に上げることができますが、
浴室の温度はなかなか上がりません。
一番確実なのは、ユニットバス+断熱窓に交換してしまうこと。
手前味噌ではありますが、おススメです。
最後に、ヒートショックが起きやすい習慣をまとめておきます。
湯船では肩までお湯に浸かる
湯船に20分以上は浸かる
冬場のおふろは42度以上
湯船から上がる時はサッと行動する
帰宅時など、体が冷えている状態ですぐにおふろに入る
飲酒後すぐおふろに入る
気を付けましょうね!