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分かっているようでわからない、湿度のお話です。
夏場は湿度が高くて、冬になると湿度が下がる。
日本の気候の特徴ですよね。
でも、湿度が低いのに、結露が発生する。
とりあえず、湿度のお話の前に
砂糖水の糖度のお話をします。
90gの水に砂糖10g溶けているなら糖度は10%ですよね。
100gの砂糖水の中に10gの砂糖がとけているのだからね。
温度が上がろうが下がろうが、
100gの砂糖水に10gの砂糖が溶けているなら糖度は10%
でも湿度は違うんです。
90gの空気に10gの水蒸気が溶け込んでいると10%の湿度ではないのです。
で、突然ですが、100gの水にどれだけの砂糖が解けるか知ってますか?
20℃の水には200gの砂糖が解けます
沸騰している100℃のお湯には何と!476gも解けます。
温度が上がると、より多くの砂糖が溶け込めるのです。
砂糖→水(水蒸気)、水→空気に置き換えたときに同じことが起きていて、
温度が上がると空気に溶け込める水蒸気の量が増えます。
例えば、温度15℃の時、1立方メートル(1m*1m*1m)の空気に
12.8gの水蒸気が溶け込むことができます。
温度が30℃に上がると、溶け込むことのできる水蒸気は
30.4gに増えるのです。
普段、私たちが使っている湿度は、
その温度の時に空気に溶け込むことのできる最大量に対しての比率なので、
気温30℃で湿度50%だと、
1立方メートルの空気中に存在する水分は最大量30.4gの50%で15.2gということになります
そのままの状態で温度が15℃に下がると、
溶け込むことのできる水分は最大でも12.8gなので、
2.4gは結露として、目に見えるようになるのです。