ダウンジャケットは、何故暖かい！？

空気の熱伝導率は、とっても低いです。
0.0241W／m・K

鉄の84や
アルミの236に比べると

本当に桁違いに小さいです。

でも空気って少しでも温度が上がると膨張して軽くなるので、
上昇して行ってしまいます。

しかし、上昇を止めることができ、そこに固定出来るなら、
とっても高性能な断熱材になるのです。

その空気の固定を実現しているのが、ダウン。

ダウンというのは、ガチョウやアヒルなどの水鳥が持つ羽毛で、
ニワトリなどの陸鳥にはありません。

羽軸が無くタンポポの綿毛ような形で
その中に、多くの空気を取り込み逃がさないのでとても暖かいのです。

採取する水鳥の大きさにもよりますが１羽から10g～20gしかとれません。

化学繊維で、保温材をつくる場合も、未だにお手本はダウンみたいですしね。